2007年8月1日水曜日

白鳥の話、東北電力の対応、動物愛護団体の活躍

白鳥が高圧線にひっかかり怪我をすると、東北電力八戸営業所に相談に行った。奥山さんの記事を総務課長、高橋氏に読んでいただき、こうした事故をふせぐため馬淵川の高圧線に鳥が識別できるような標識をつけることはできないだろうかと聞いた。
すると、市内の架線は八戸営業所の管轄で、それ以外の高圧線は火力発電所の近くにある八戸技術センターが管轄している。この問題をそこと協議してみますので暫く時間を貸してくださいといわれた。
後日編集部に連絡があり、
ご指摘のありました馬淵川の白鳥が休む付近の送電線に、白鳥が認識できるようなものを取り付けする対策を施す方向で計画することになりました。
ただし、工事期間は残念ながらすぐというわけではありませんが、他の工事計画や予算等の様子を見ながら対応させていただくことになりました。
良かったなあ、としみじみ思った。「はちのへ今昔」は読み手の少ない広告も取らない雑誌だが、真剣に話をすれば理解していただける。
電力会社の対応は遅いという人もいるが、東北電力マンは違う。誰一人として逃げない。そして、自分が事を解決しようとする。ここが役所と大きくちがう。
時間がかかっても必ず実行する。そして出来ないときはダメだと明言する。だから信頼を得る。
孔子が弟子から聞かれる。
国を治める方法を三つ言えと。
このたとえは小泉前首相がよく使った。
孔子は一、軍隊、二、食糧、三、信頼と答えた。
弟子は更に詰めた。
そのうち一つが欠けてもいいものは?
孔子は軍隊と答える。更に弟子はもう一つ欠けていいものは?
孔子は答えた。食糧だと。
弟子は食糧がなければ死にますぞ。
孔子はこう教えた。
人はいずれは死ぬ、だが国を治める者は、信頼なくして民を導くことはかなわぬと。
東北電力にはこの信頼がある。彼等は常にこう言い続ける。信頼を築くには長い時間を要する。しかし、信頼を失うのは一瞬だと。
だから、あの黄色い車を運転する者は絶対にタバコを吸いながら走らない。なぜならば社是に言う。人は一つのことしかできないと。
だから運転中は運転に専念するのだ。三十年も前になるだろうか、郵便局員がバイクを運転しながらタバコを吸うとデーリー東北新聞のこだま欄に投書があった。その時、電力マンたちは明言した、私たちは絶対そうした行為はしません。なぜならば社是にあるからです。
白鳥を守る人たちは安心してくれ、彼等は死んでもやる人々だ。電力を安心して使えるように日夜保守点検に眼を光らせ、人の見えないところで努力を重ねることを業とする集団だから。
この奥山さんが動物が薬殺されている、それを救おうとしている人がいますと教えてくれた。その人は舘亜貴子さんと言うと。
電話連絡でイトーヨーカドーの前で「犬猫ふれあい譲渡会」を開催するので、そこで逢いたいとのこと。時間に出向くと、何と、彼女は大学出たての頃、筆者と面談したことがある。マスコミ関係に就職しようとしたが、うまくいかない、「はちのへ今昔」はどんな所か見に来たことがあった。
それからおおよそ十年が経過。逢ったら動物愛護運動家だった訳。人間は伊達に歳はとらないものだと感心。
どんな仕事なのとパンフを貰った。
小学2年生の冬に学校帰りに道端で拾った仔犬をランドセルに入れてこっそりと持ち帰って以来、行く先々で腹ペコの放浪犬との出会いを繰り返し、学生時代には突然臨月の野良猫がアパートに迷い込んで仔猫を産み始め、一気に5匹の猫の飼い主になってしまったり、私の暮らしの中には常に犬や猫がいました。でも個人で世話できる数は限界があり、「もうこれ以上飼えない」という状況に陥るのは時間の問題です。過度の多頭飼いは飼い主の負担だけでなく、結果犬や猫たちにも不幸を招きます。それに自分が出会った犬や猫はラッキーな少数派であることを考えると胸が痛み、捨て犬・捨て猫を元から絶つ必要性を感じ続けていました。
 「どうぶつライフワーク八戸」は、地元の新聞に掲載された保健所で殺処分される犬猫に関する投書をきっかけに、同じ気持ちの動物好きが一人、また一人と集まって、できることから始めよう!と平成十五年7月に発足しました。身寄りのない犬猫の里親探しと並行して、殺処分ゼロを目指して走りながら考えるという手探りの活動をしています。
 動物福祉の先進地である欧米と比べて、日本の動物事情は百年も遅れていると言われることですが、青森県で一年間に子犬221頭、成犬1429頭、子猫1409頭、成猫588頭、合計3645頭の犬猫が致死処分となりました。
日本全国では年間四〇万頭以上、処分にかかる費用は三〇億円超といわれています。
犬猫の殺処分はタブー視されがちで、長年放置され続けてきたといっても過言ではなくその結果この数字が示すように、目をそむけたくなる深刻な社会問題へと悪化してしまったように思います。
 保健所には、年齢、健康状態保健所に至るまでの経緯や境遇も様々な犬猫がいます。捕獲された迷子犬に限っていえば、飼い主が迎えに来て無事おうちに帰ることができるのはほんのわずかで、たった一割程度です。収容期間は最短で3日間と非常に短く、迎えがなければ、飼い主本人が直接持ち込んだ犬猫たちと共に、青森市に昨年新設されたガス処分施設へと移送されて最期を迎えます。県ではインターネットで迷い情報を公開しているものの、未だ効果が上がっていません。もちろん意図的に捨てられたケースも考えられますが、そのうち帰ってくるだろうとか、誰かに飼われているのかも、などと探そうともしない、無責任で楽天的な飼い主が多すぎるのが、腹立たしくも悲しい現状です。
 殺処分を引き起こしたのは、そんな人々の意識です。動物愛護というと何か特別のことのように聞こえるかもしれませんが各自が愛情と責任を持って自分の犬や猫を生涯飼うこと、これが全てです。そして、これ以上飼えないなら増やさない、(不妊去勢手術をする)、もしいなくなったら全力で探す、そうすればこの問題は自ずと解決に向かいます。野生動物などとは違って、犬や猫は飼い主あっての命です。問題解決のカギとなるID(鑑札や電話番号等を書いた迷子札)の装着や不妊・去勢手術の普及が大きな課題です。
 活動を通じて、動物の問題一つとっても社会の中のあらゆる事柄が作用しあっているのだなと実感することが多々あります。最近は県内の動物愛護団体との横のつながりができ、情報交換や協力体制ができつつありますが、今後は他分野のボランティア団体とも縦横無尽にネットしていきたいと考えています。一見すると畑違いでも、回り回って、自分が取り組んでいる活動のヒントになったり、お互いのメリットが見つかるはずです。
 6%の人が変われば、世の中は大きく変わるといいます。あちこちで投げた小さな小石の波紋が一つの大きな輪になるイメージです。一人一人が自分の心が揺さぷられる何か一つのことをやり始め、そして少しずつでも続けていけば、八戸の未来は光り輝きそうな予感がする今日この頃です!
この舘さんのほかにも動物愛護支援の会八戸というのがあり、そこの責任者は中村由佳さん。バリバリのやりて。北里大学の獣医課程の学生さんグループも不妊去勢に尽力している。
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