2007年10月1日月曜日

八戸選管駒田委員長県費不正使用、源泉徴収違反 2

前号に引き続き八戸選管のいいかげんな体質を暴露。投票用紙の検査がズサンであったことは、青森選管が示したとおりで、八戸選管に睨まれたらどんな議員でも当選はおぼつかない。吉田ひろじを吉田ひろしと書いても無効票だった。
 つまり、どんなに正しく書いても、無効だと言われれば抗弁できない。八戸選管が下した決定はくつがえさないからだ。吉田淳一落選が、票の再点検をして欲しいと異議申し立てをすると、中身の検査ではなく、投票用紙だけを数えなおした。漫才なら天然ボケでうけるところだが、娑婆世界では顰蹙(ひんしゅく・顔をしかめさせる)。だれが、投票用紙だけを数え直してくれと要求した。これを決めたのは選管委員長の駒場。この男の意向で総てが決まる。事務局長は玉田。これまた陰険の塊。
気に入らない人がいたときは、その課の金の流れを衝けばいい。かならず間違いがある。これは一○○%ある。しかし、丹念に見ることが肝要。この玉田、駒場の物言いが気に食わないので徹底的に調べた。
選挙は四年ごとにある。市議、県議、市長選、国政である衆参議員は別の年次計算があるが、毎年選挙があると思って間違いはない。
この選挙費用は県から出る。その金の使い方を情報公開で調べた。
すると、いいかげんな金の使い方をしていた。この県からの金は返す必要がない。使いきりでよいことに着目し、本来の選挙以外に消費した。選管職員がつかいこみをしたのではないが、選挙の前に金が送られてくることを勿怪の幸い(もっけのさいわい・思いがけぬ好機)とばかり、選管が働きかけて、八戸市役所内をメガホン片手に、欲しいものはありませんか、選挙の費用がまたまた、青森県から参りました。日ごろ、予算がない、買いたくても金がないと、お困りの課がありましたら、わたくしが通りすがりましたら、お手を挙げてお知らせください。毎度、皆様おなじみの八戸選挙管理委員会、選挙の都度、各課の皆様に、県費、県費をもって、欲しい品々を、無料、無料にて提供させていただきます。中央公民館さまにはコピー用紙、コピー用紙を三年分、無料、無料にて進呈いたしました。
このお金は八戸市民から頂戴いたしました、税金、血税を以って購入し、各課に無料、無料にて進呈するものでは決してございません。全て、全てを県から送られてくるお金、これは返金する必要など、指の先ほどもございません、市民の税金の無駄をはぶき、県を騙して各課の利便をはかる、とても巧妙、かつ合理的なものでございます。メガホン片手に各課を廻っております、御用の方は手を挙げてお知らせください。とても便利、青森県を騙しての特別サービス。毎度おなじみ選挙ごとの椀飯振舞(おうばんぶるまい・(「大盤振舞」は当て字) 江戸時代、民間で、一家の主人が正月などに親類縁者を招き御馳走をふるまったこと)です。
   こんなことは勿論言わないだろうが、選管が備品として購入したことにして、必要な課に差し上げたのがロッカー。そして、上の折りたたみ椅子・テーブル等々。出るわ、出るわ。
このロッカー・キャビネットの流れを解明。
これらは一旦、八戸選挙管理委員会が購入したことにする。実際はこの品物は要望した課に搬入される。購入した品物は備品台帳に記載しなければならないので、選挙管理委員会は備品台帳に当該の品物を記載し、備品管理シールを貼る。
この流れを解明するべく、情報公開の部屋(総務・旧館二階)から新館の五階、選挙管理委員会の部屋に行った。
備品台帳は? これです。
これにはテクノルから買ったと書いてあるが、この部屋の何処にあるのか、この備品台帳と照合できるのか
おかしいな、どこにあるのかな…、正直に申し上げます、これは資産税課にあります
すると、選挙管理委員会が県の金を騙して消費し、ロッカーを買った。それが、夜中にひとりでに資産税課に歩いて行ったのか?
……(無言)
そうではあるまい、県がこの選挙費の明細を求めないことをよいことにして、本来必要でないものまで買って、適当に分配したな
……(無言)
本当に資産税課にあるか確認する
ト、資産税課、同様の手口の財政課を廻り、本来選管になければいけないロッカー等を確認。この金は選管職員が私的に飲み食いしたものではないが、他の課の備品を代理購入した手口。
上の表では見難いが、テクノルの右に資産税課と書き込みが鉛筆でなされている。
当然、こうした不正を選管委員長駒場、事務局長玉田は知っている。知っていながら、それをさせるは公金不正消費で、この金は県に弁償しなければならない。
今回あばいている事件は平成十五年の青森県議会選挙においてだ。
こうした手口で県の金を騙し取っていたのだ。挙句、八戸市民の金でなく、県の金ですト。県の金でも国の金でも、国民の税金だ。悪いことは誰がみても悪い。極悪非道はこれをさす。
八戸市民の血税を使わず、県を騙して使ったんだから勘弁しろと言いたいのだろうが、そうはいかない。
こうした金の不正消費は八戸選管には沢山ある。読売新聞が報道した蛍光灯の問題。これも蛍光灯を多量に買い、公民館にくれたト。まだある、写真のフイルムを多量に買い、その現像料がメチャ少ないなど、金の流れを追えば、誰しも抗弁ができない不正が発覚するもんだ。
しかし、ある程度、経理感覚がないと、何を見てもノンシャランじゃ、不正を見つけることはできない。気に入らない人間がいたら、金の流れを追え。必ず不正が見つかるもんだ。どうも、八戸市役所は全てにおいていい加減な処理をしたがる。
旧館の地下に互助会が委託し物品販売をさせている生協がある。ここは前にも解明したように、市長が職員互助会長である市長に貸している。ここは毎月六十万だかの経営委託料を支払っている。つまり赤字でも六十万の毎月の援助があるというシロモノ。
ここは壁の中だけを借りているが、壁よりはみでて物を陳列する。そこは通路で、火事になれば万人がそこを走りぬけなければ焼け死ぬ。陳列する場ではなく避難路なのだ。そこに物をならべるなと再三通告。消防法違反で、事故が起きる前に検察庁に訴えると言ったら、やっと守るようになった。事故が起きてからでは遅い。小さなことでも守る姿勢が大事。市民各位も地下の生協の避難路への物品陳列を監視せよ。
次号はいよいよ、駒場委員長の所得税法違反事件解明の全貌。