2008年6月13日金曜日

小林市長の抱える双子の悩み


行政の長はいつも睨まなければならない方角がある。それは市民? ちがう旦那の方だ。市町村はいつも二人の旦那を持つ二股めかけ。その旦那にいつも色目をつかう。めかけという語も差別語か死語になったか。エンコウと言えば若い人には理解されるか。
 まあ、それはどちらでも分かりやすい方でお願いするが、その、旦那の懐を狙う。つまり市長が狙う三日町の交流センターも、基本設計は終わったが、詳細は色々調整しながらという。この調整の語が役所は大好き。この調整金も旦那の懐の金の一つ。その外に県・国からの補助金、交付金がある。国の補助金目当てに建物を建てる。半額補助で、残りは自前か、県が四分の一を出すか出さぬかが悩ましい。
 役所は国の補助金を色目を使って捜しに捜す。そして首尾よくその金が手に入りそうになると、問題は県が足りない分を出すか出さぬかで悶着。
 それが、六十五億円をかけるハッサップ漁港整備。この県負担を渋られて市長は頭が痛い。それも水産課長の六月十一日の弁では解消したらしいが、全部ではなくマイナス四十度の冷蔵庫建設部分だけのようにも聞こえた。
 確認すれば良かったが、何しろ顔の大きい人で、布団でくるむ喋りをするので、こちらも疲れる。そこで議論がすれちがい、そこの確認を怠ったが、うまく行ったようだ。鼻の穴が広がっていたから。市議会の五戸議員が心配していた水揚げされた魚は市場でセリにかけられた後、搬出されない魚だけを超低温冷蔵庫に一時保管するそうだ。
 だから市場の売り上げになる。この国からの補助金も、なにしろ全国第一号だけに、理路整然と進行するのではなく、やれ、あの資料をだせ、この資料を見せろとややこしい。そこで水産課職員は農水省や県に走る。あまり忙しいと県だけに見当違いになりそう…。
 それをなんとかこなしながら。ここまで来た。最初に船を作り、こんどはそれが接岸する岸壁、漁獲した魚を受け入れる塔屋を立てる。魚をポンプで押し出し、それに人手が触れないで氷漬けにする。冷蔵庫に入れる、搬出車に乗せると、おおがかり。これらにそれぞれ予算がある。つまり補助金だ。それに前記の資料とくりゃ、それはもう大変。
 それなのに「はちのへ今昔」が訳の分からない事を言い出すのでボクちゃん、もう混乱の極み。議会は時間制限があり整然と進行するが、「はちのへ今昔」の追及は爺で暇を持て余しているので、無制限の予算特別委員会なみ。だから気をつかいます。それに高圧的なので血圧まで上がりそう…。
 と、踏んだり蹴ったり、だから情報公開の係りにお願い、「ウチの課には来ないようにして…」その気持ち分かります。筆者も爺になったので丸くなった。え? 
 そんな悩みがもう一つの交流センター、これも補助が、まだ固まらない。溶けそうなアイスクリームのようなもの。この表現にみたいだ、というのがある。昭和の初めは見たようだと表現した。馬鹿を見たようだ、が馬鹿みたいだと変化。何の関連もない。ただの薀蓄(うんちく・知識)。
 ともかく小林市長はめかけで色目、その挙句困っているのサ。本当に市民の為になるの? 交流センター。家賃とらないで税金投入するの? あの規模だと毎年二億二千万円は必要になるよ。前言撤回で家賃収入視野に入れることを進言。お前にだけは言われたくない? ハイ。