2008年7月2日水曜日

あきれた水道企業団、90日の徹底監視


水道管理役場120人の職員。15人が5分前に職場に入らぬ横着。
 90日間「はちのへ今昔」が毎朝、水道企業団正面玄関、及び裏口職員通路を見渡せる場所に陣取り、かれらの出勤状態を監視し連日報告。これが徹底密着取材。
 八戸市役所は毎月1日に幹部職員が八時十五分前から玄関に陣取り、「おはようございます」と陣頭指揮だ。幹部は部下が機嫌よく出勤しているかを監視している。市役所はこうした努力をしているが、水道企業団はそんな気振り(けぶり・そぶり)もない。誰一人玄関に走る怠慢職員を監視、注視する幹部職員もいない。
 どういうことだ、八戸市から財産を掠め取った奴ばらは、自分達が自分達の金で水道事業を作ったように錯覚しているから、このザマだ。
 妙な言い方をすると不満に思う人がいるだろうが、水道企業団は八戸市から、水道事業一切をタダで盗った。だから事業団は、八戸市に儲けた金を返そうとしない。返さない約定ができている。市民諸君はこれをご存知だったか。筆者も初めて知った。
 我々市民が神田市長の頃、開始された水道事業には市民が無償で給水管の敷設に尽力。そして水道の給水を待った。当時、八戸は上水、下水の区別もなく、劣悪な環境下にあった。不衛生による伝染病の蔓延を阻止することは、市民の直接的救命でもあった。
 水道が完成すれば、井戸水を使わない、伝染病にかからない大切な市民待望、渇望の大事業。だからこそ市民はこぞって男達は幼い子供を伝染病で死なせたくないと手ぬぐいで鉢巻し大きな鋳鉄管の施設のために、丸太を三本に組み、滑車をつけただけの簡素な起重具の下に危険をかえりみることなく、己が体を沈ませ、土木業者の指示のままスコップを片手に無償で汗水を垂らしたぞ、これを水道企業団は忘れるな。
 また、女たちは同様に手ぬぐいを姉さんかぶりにして、着物をたくしあげ、腰巻もあらわにして、鋳鉄管の下に潜る亭主を見守りながら、箒を手にして付近の土砂の整理だ。これらの写真がいまでも残っている。尊い姿だ、有難い情景だ。それが、往時の人々が抱いた、文化的生活の具現だった。それを市民みずからの手でかちとる喜びに加担できることこそ、市民のあるべき姿だったのだ。水道事業には多額の税金を投入しなければならない。市議会は紛糾。それほど大切な市民の血税を注ぎ込んだ、当時の市政を担う人々の英知と決断の結晶を、タダで八戸市から盗んだのが水道企業団だ。
 それは、たった一行の文字で決定された。市民の知らないところで密かに決められた。
 八戸圏水道企業団規約
付則 2 昭和61年3月31日において、現に関係市町村の水道事業の保有する資産及び債権債務は企業団へ引き継ぐものとする。
 この一文だけで市民の財産を盗んだ。諸君、これは一体どういうことだ。これを解明せず、我等祖先に申し訳が立つのか。市民の血税、汗の結晶を盗まれて唯々諾々(いいだくだく・人の意見に盲従する)はできない。誰がこれを看過したのか、当時の八戸市長は秋山皐二郎だ。こいつは何を市民にしでかしたのか。これから90日間で、それらの全貌を解明する。
 それにつけても水道企業団職員も懈怠だが、幹部も愚かだ。八戸市役所の良いところを学べ、悪いところを真似するな。幹部はこれから90日間、「はちのへ今昔」と同じように、玄関に立ち、遅れる職員がいないか監視せよ。
 それが幹部としての「人の道」だ。言うじゃない、行動で示せ。水道企業団の各部署、各部屋に何と書いてある? 仕事に情熱と誇りをもて。
 情熱を持つ者が業務開始5分前に職場に入れない?
それが情熱を持つ者の取るべき態度か? 
綱紀がゆるんでる! 幹部がだるいから、このザマだ!