2008年7月30日水曜日

観光課の安原氏が飛ばした三塁打






観光課に優秀な職員がいることは前にも述べたが、この男が三社大祭公式ガイドブックを作成。これがいい味、まるで昆布かするめで、諸君はその味を知るめえ。写真といい色調といい、この男の感性が見事に出た。
 こうした味を隠し持つ男が市役所にはいるが、大体潰される。潰すのが巧い課長がいるんだなあ、これがまた、資産税課の課長が最たるものだが、他にもいるぞ。内部告発が来ているから、おいおい紹介することになる。
 こうした発表はいきなり出るから面白い。部下潰しなどと言われないように態度を改めろ。特に別館の課長だ。
 この安原氏が持ち味をどうして発揮できたと思う? それは観光協会への派遣で市役所から出たからだ。嫌な上司や他の課の人間からどうのこうのと言われない分、持ち味が出る。もっとも。持ち味がない人間じゃどうにもならんが。
 さて、このブックの良い点は神社中心に出来ているところ。もう一歩踏み込んで神社行列の謂れ(いわれ・来歴)を記すと良かった。四神旗や日月旗などの順を教えるなど。又、八戸のおとっさんの正部家種康氏も掲載され、安心感がいや増した。この人は人品骨柄まことに朴訥、我ら市民の父親だ。その場におられるだけで、何等言葉を交わさずとも温かさを感ずる。得がたい存在、ぜひとも長生きをしていただきたいもの。
 昨年も公式ガイドブックを安原氏はてがけたが、これが初手、今回はその経験をバネに改善し作成。やはり二年目になると良いものが出来る。課長クラスは部下を即、評価するのでなく、ゆったり遊ばす余裕が欲しいもの。
 従来はこの手の本が民間から出ていたが、役所をけなす事柄が多く、誰だ? それは「はちのへ今昔」が出したろうと言うのは。違う違う、他の人間が出したのだが、役所はどうのこうの、観光協会はダメだと書いたので、今回の公式ガイドブックの登場だ。
 土産に持って帰れる良いガイドブック。山車組と作品解説はブックが出るときはまだ山車が形になっていない。それを解説するは本当に意味があるの。ここらの工夫が必要。山車は仕掛けで大変身はもっと紙面を大きく使い、度迫力を見せたかったと、少々不満があるものの、来年は本塁打にすればいい。安原氏は観光協会から役所に戻るが、観光協会は知恵を受け継ぐ体勢を作るべき。居なくなった途端、ポシャルこともありうる。今の観光協会の体質では。
大体、八戸駅の観光プラザは三人体制で勤務だが、時折二人、三人いてもカウンターの陰に隠れて顔も見せない。いないないばーじゃない。積極的に顔を出し、いらっしゃいませ、何かお役に立てますか?と声がけしろ。どうもこうした所が観光協会の職員は自覚がない。銭ばかり欲しがるドラ息子と同じじゃ、市民や観光客の役には立たない。愛想よくしろとは言わぬが、お役に立とうや。岩手県水沢の産、東京都知事も勤めた後藤新平が言った。ひとのお世話にならぬよう、ひとのお世話をするように、そして報いを求めぬよう。観光プラザの職員はこれを標語として壁に貼れ。そして、カウンターの下に隠れぬようダ。
 この、ブック誕生で、役所の人材が豊富だぞを見せた場面。三社大祭は地震の風評でとりやめなの? と、観光課に問い合わせの電話もあるが、何の、八戸の町衆の夏祭り、今年も十分に、そして、存分に楽しませますゾ。