2009年1月17日土曜日

港湾河川課NPO水辺の楽校の草刈問題


水辺の楽校は八戸に二つある。一つは大橋下流、もう一つが南郷区。
 NPOの草刈料金は平米19円。この料金が高いのではないかと委員会で質問があった。発言者は田名部和義市議。これに疑問を持ち調査。
●新井田川堤防保護組合にはもっと高い金額でお願いしたが、このNPOは見てもらえば判るが、安い金額でお願いしている。
○新井田川堤防保護組合は何処にある。
●役所の港湾河川課だ。
○役所のなかに事務局を置く組合に高い値段の草刈をお手盛りで頼んだのだな、新井田川をきれいにする会はボランティアでやらせてていないのか。Aには銭を払うBには払わない。それも役所の中に事務局を置くものには便宜を諮るでは資質を問われる。
●……
○まあ、それは次の問題だ、この水辺の楽校は二つある。南郷区はどのような料金体系か知っているか
●判らない
○電話をして訊け
●判明した。平米24円で八戸水辺の楽校が安くなっている。
○それは諸君の口だ、物事は裏づけが必要だ。直接電話する。
現今は便利な時代、港湾河川課職員の目の前で南郷区と会話。
○平米あたりの単価に間違いはないか
△南郷区職員 間違いない。南郷は地域の町内会に便所掃除まで願っている。しかし、草刈代金は年四回お願いした料金がそれだ。
○港湾河川課は汚い。
●汚いとは何か!
○諸君らが開示した南郷区の料金は四回分でそれだ。つまり一回分は6円にしかならない。しかし、NPOの水辺の楽校は一回で19円だ。これが高くないのか。それを指摘されたくないために、故意に24円を強調したのだ。それをもって汚いっと称したのが、何処が悪い!
●……
この水辺の楽校には問題があった。当初から便所が盛り込まれていないのだ。そのため近隣学校は授業の一環として、これを組み込めない。
 これを解消できる方法は近くの便所を借りることだ。そこで「はちのへ今昔」は大橋たもとの三浦輪業(ヤマハバイクショップ)の社長に頼み込んだ。生徒・児童が来たとき便所を貸してもらえないか、それも無料で。
 三浦社長は「いいですよ、川は楽しい場所です、お役に立てれば何よりです、どうぞ」
 この話を港湾河川課に書面をもって申し込んだ。「はちのへ今昔」が所有するゴムボート2個、川用手こぎボート3隻の無料貸し出し案をつけて提出。「運営母体を水辺の楽校応援団」とした。これは蹴られた。
 結果的に三浦輪業も「はちのへ今昔」も面倒な時間をとられずに済んだ。しかし、子どもたちにとっては不幸だ。親水の言葉があるように、幼い頃の川遊びは大人になっても懐かしいものだ。ましてボートで川を横断した、魚を採ったなどの感激は生涯忘れないものだ。
 大人の無知が子らの芽を摘む。学校は子らに水辺の楽校に近づくなと指導したそうだ。便所もないようなところに行けと言うほうがおかしい。子らが安心して遊べるような環境作りをするのが大人の仕事ではないのか? 無理解こそ子どもをダメにする。
 まして、水辺の楽校を管理するため、補助や助成を狙ってやるような下種根性は、水辺の楽校を食い物にしている。
 このNPO法人の代表者は前は公民館長、このときに水辺の楽校を経営すると語っておられた。が、あれは金が出ませんヨと言うと、いや、国の管轄だから補助が出ると言い切った。
 その後、水辺の楽校で川くだりを催した、その金は市役所の協動の町づくりから補助を得た。やはり狙ったなと、その領収書を見た、いくつか不自然な、あるいは問題のある金を消費していた。それを担当課に指摘し説明をNPOに求めさせ、あるいは領収書の差し替えをさせた。
 間違いは正せばいい。公民館長の任期が迫った頃、有給休暇を全部消化された。それは当然の権利だが、残り少ない日々を利用者との名残に使うべきではないかと思った。これも記録が証明する。役所の仕事は記録が残る、しかし保存期限が障害となる。その期間内なら無い書類以外は全部見ることができる。それが情報公開の醍醐味なのだ。
 港湾河川課はNPOに出した草刈料と南郷区との差をどう説明するのか。南郷区も同じ八戸だ。Aに良くてBには悪いではまずい。どこを切り取っても格差がないようにするべき。もう一歩踏み込んで言えば差別をするな。旧八戸が偉いのではなく、新参南郷が劣っているのでもない。同じ人間なのだ。
 前にも記したが八戸市役所は南郷職員を給料で差別し続けている。「はちのへ今昔」は労働争議を提起するのではないが、正当な権利は叫ぶべきだ。南北戦争のリンカーンを見ろ。黒人奴隷解放のため白人同胞の血を流した。それでも正義は勝った。これがアメリカの底流をなす差別撤廃だ。そしてオバマの登場だ。ケネディーの弟は40年後に黒人大統領が出ると予言、それを我々は我が眼で確認した。
 それほど世の中は劇的に変わったが、八戸市港湾河川課の頭は奴隷時代と同じだ。自分たちの都合の良いように堤防保護組合も庁舎内、港湾河川 課に置くほどだ。間違っている。みのもんたならこう叫ぶ。ほっとけない。
 世の中おかしなことばかりだ。見て見ぬふりすれば世の中は天下泰平。ところが、何故? どうしてと探ると矛盾が見えるものだ。そのとき、解明する? それとも見なかったことにする? どちらでも選択できる。まだ見ぬ子らのために、今を生きる我々が何かをする。これが問われていないのだろうか。面倒、億劫としり込みするな、一つひとつをゆるがせにせず、重い腰を上げよう。
 間違いは直せばいい。今間違っただけなのだから、次回は間違わぬようにしてもらえばいい。監査を強要して僅かな銭を戻させることで鬼の首を取ったと間違えるな。
 するともっと巧妙な手口を役人は学習する。千年生きて役所を監視する者は一人もいないのだから。