2009年2月5日木曜日

断水に対しては万全のつもりだったが2


有事に慌てれば負け。これは戦争でも災害でも同じ。ヤクザと敵は相手がアッと驚くことをして、その呆然とした瞬間から優位に立ち事を運ぶ。相手が人間だからだ。相手が物の場合はアッと驚くが修理をすればいいが、原子力は怖いゾ。何たって見えないから。六ケ所の原子力の処理も遅遅として進まない。用心に用心しても放射能は漏れるのヨ。ともかく漏れないようにすることで、相手が物なら水道企業団も漏れた水を塞げばいい。それには時間を稼ぐことで、市民の狼狽を押さえることだ。市民は情報が正しく伝われば納得して待つ。待つ以外に方法はないが、一応は本音と建前で文句を言ってみるもんだ。その言葉は「金返せ!」それ以外には出ない。
 結句が金返せと決まりなら、ああでもないこうでもないと言い訳と口紅はあとから付けるじゃないが、水道企業団は言い訳はしないことだ。ひたすら赤心から小言を聞く、申し訳ないと詫びることだ。
 雪印が平成十二年一万三千人の食中毒を出した。そのときテレビで社長が「そんなこと言ったって、私は寝ていないんだ」と言った。それが引き金になって商品は返品され、会社は空中分解した。危機管理なる言葉の重要性をこの石川という社長は認識していなかった。雲霞の如く湧き出すマスコミに丁寧に相手をすることは、イメージ降下を防ぐ大事な策。これに無策では戦いを放棄したも等しい。
 雪印はこの社長を頭に頂いた時点で敗北が決定したのだ。今回の断水では小林市長の対応は60点で合格だ。さらに水道企業団に宿泊したことは好感度満点。すると、副市長はどうだったか。奈良岡氏は弘前の自宅から急遽駆けつけた。高齢者の西氏は一日、二日と水道企業団に詰めた。問題はその後、どのように市役所職員を動かしたかだが、両副市長とも落第点だ。彼らには指揮監督する意識が欠如している。
 小林市長を応援する気概に欠ける。こんな者たちが大将の傍に居ることが間違いなのだ。やる気に欠ける、あるいはやる気があってもやらないじゃ何のための副市長か。職員は指示、指令がないと動かない奴ばら。もともと働きたくない者どもであることは副市長らは自分の若い頃を思い出せば十分理解できる筈。
 高齢者、弱者保護が彼ら副市長には欠如している。貧乏人の苦労を知らない奴は頭に立つ資格がない。公明党、共産党の人々を先頭に立て、彼らの言葉を聞くべきだ。貧民は貧民なりの理屈を知る。その視線で見れば即、しなければならないことが見えるのだ。
 さて、便所の水を確保するために世増ダムを作った。このダムは五年間、水道企業団の役には立たない巨大なバケツ、つまりダム建設で家を追われた住民は糞に追い出されたに等しい。これも妙な話だ。このダムを有効利用することは勿論だが、住民に安心を与えるため、水道の水の残量がどうなっているかを伝達することこそ至上の策。つまり、貯水池にある水を飲料水にだけ使えの指示。便所水は運搬する。鮫、港地区の下水道は普及ゼロ。浄化槽を使用する人も肥溜め式便所の人もいる。その地域への運搬量は少なくすむだろう。まして六町村への運搬はさらに少ない。
 それにも関わらず、飲料水も便所水も一緒に考えるから巨大な生活用水の運搬となる。頭を整理して飲料水は確保されていると繰り返し伝達し、修理の時間稼ぎをすることだ。水道企業団が慌ててはならない。
 ところが、水道企業団は八戸市役所から分離独立し、勝手に給料を上げ、市役所よりも高給を取り、一律の水道企業団手当てを出した。これはさすがに気がひけたのかやめた。が、八戸市役所は一律の勤勉手当を7億5千万円も出し続ける。どちらが悪党か?両方だよ。水道企業団は何が市役所ヨ、市役所は勝手なことをしやがる水道企業団ヨと反目しているところへこの断水だ。
 だから市役所職員は動かない。水道企業団も日頃デカイ口を叩くなら市役所の応援を得ずに自力で解決してみろ。できもしないのに大口きくな。横浜線に大口駅の隣が菊名で車掌が駅に到着、大口、大口、次はキクナで乗客が笑う。関東モンの楽屋オチだ。
 それに小林市長がやっと気付いて危機管理のマニアルが、マニアルが不備で……浜口のことか?プロレスの?あれはアニマル浜口。この市長もオタオタで当選した時のテレビでマニフェストがの一点張り、顔と同じで頭のめぐりはそれほど良くない。丁度メリーゴーランドでなにやら楽しく、なにやら悲しげで同じ所をグルグル。インターネット?それはグーグル、スキーで使うのはゴーグル。