2009年3月25日水曜日

藤川優里市議騒動でわかった議会事務局の不徹底3

フォーカスは市政クラブ会員ではない。それがどうして議場内で写真撮影をしたのか。議会事務局は許可をしたのかと問うた。事務局職員は許可していないと突っ張る。どうして撮影された写真が雑誌に掲載されたのか。
● わかりません。
事務局が入場と撮影の許可をしたのではないのか?
● していません。
どうして掲載になったのか
● わかりません
知らぬ存ぜぬで突っ張る。こうした対応もないではない。議会事務局が知らないところでなされたと言う訳だ。それが一度ならず二度また三度と繰り返されたことは何と釈明するのか。これまた知らぬ存ぜぬでは議会守護の立場はどうなるのか。
大体、役人てのは自分に火の粉が飛んでこなければ知らぬ存ぜぬだ。これも保身の術としては悪くない手立てだ。しかし、自分の本分忘れていませんか、どうして写真が載ったのか判りませんはワカラナイ。八戸弁でワカラナイは出来ないという意味だ。議会事務職員はワカラナイ奴だ。
さて、大館議長の回答がこれだ。
要望への対応について
 平成21年2月16日に貴殿から要望のありました下記の事項について、対応を決定しましたのでお知らせします。
要望事項
 1 議場及び会議室での写真撮影及び録音の許可
 2 1が不可能な場合には、議会事務局員による撮影及び録音した物の自由使用
対応
要望事項の1及び2は、いずれも不許可と決定しました。
担当 八戸市議会事務局 議事課秋山
   TEL 0178-43-9161
   FAX 0178-47-0744
 この文書は大館議長が決定したのか?
● これは大館議長が議会運営委員会に諮った。
議会運営委員会は常任委員会の上に位置するのか?
● 上ということではない。
常任委員会にはそれぞれ委員長がいる。意思決定はそれぞれに属するが、議会運営委員会はそれを超越した組織なのか?
●そうではない。だが、こうしたことは議会運営委員会が決めることになっている。
それは条例か?
● 条例ではない。
規則か?
●規則でもない。
すると気分で決めるのか
●そうではない。慣例に従っている。
日本は野蛮な未開国ではない。習慣法などは存在しない。検察が政治資金規正法にのっとり逮捕をした。しかし、政治資金規正法で本当に裁判で勝てるのか? 藤川優里市議の件で何度も同法を読んだが、そのような逮捕は不当でしかない。日本は法治国家だ。法令・政令・省令・条例に記載されていないことで国民は規制されない。規則や心得違いは役人だけしか縛られない。国民は法令にしか拘束されないのだ。
 かくほど左様に、議会事務局が議会運営委員会にこの写真撮影、録音許可を諮問させたのは間違いなのだ。何故なら、議会を運営するのが議会運営委員会。各常任委員会は別組織で、議場で行われる議会ではない。委員会なのだ。委員会のことは各委員会が決定する。それを議会運営委員会に諮問する、あるいはさせるは場違い。大間のマグロと言いながら対岸で獲ったのを詐称するようなもの。
 権限のないところに諮問して、その回答がこれだというは、それは間違っている。