2009年3月29日日曜日

藤川優里市議騒動でわかった議会事務局の不徹底7

彼等の腹がこれなら逢う必要はないでしょう。と、五戸副議長に伝えた。
 そこを何とか頼みます。議会事務局は何を考えているのか判らないが、貴方も了解していただいたんだし、どういう理由でそうした文書を出したかを問い詰めることも大事ではありませんか。
 五戸副議長は紳士、理を説かれた。それも確かにそうだ。議会事務局の職員を苛めてもしかたがない。しかし、議長たるものが、議会事務局の書いた筋書きに載るは不都合。大体、議会事務局は僭越(せんえつ・自分の身分・地位をこえて出過ぎたことをすること。そういう態度。でしゃばり)なのだ。自分が有する権限以外のことを、いかにもそれを議会事務局が持っているかのような錯覚で、平然とそれを行う。
 坂本みちのぶ市議が経済委員長の時、委員会召集命令書を委員長の承認なく各委員に送付した。かかるように、議会事務局は議員などは無視しているのだ。議会事務局こそ議会を運営する、我々なくして何も出来ないのが実情だと、間違った解釈をしている。
 だから非を鳴らされた職員をかばう、それがあたかも議長の意向であるかのような作文をし、議長公印を押す。これは厳密に言えば有印公文書有形偽造で刑法155条に違反し、行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、一年以上十年以下の懲役に処せられる(刑法155条1項)。
 立派に刑務所にいかなければならない事案だ。しかし、今までやってきたのに、何で今更俺が、私が問われなければならないのか、こうした嘆きもあろうが、してはいけないことはならないのだ。
 会津藩はこれをならぬものはならぬと教えた。このためには切腹した少年もいた。今の役人は汚い。政治は役人が執行していると思い込んでいる。たしかに行政はそうではあるが、立法はちがう。小なりと言えども地方議会、これを軽視、無視は言語道断。
 新任の議長に、議会事務局は講習をしない。あなた様に付与された権能はこれとこれでございます。これは当然のことだが、大館議長はそれを知らず、講習も受けていなかったそうだ。
 市議会の議長に就任すると大部屋から議長室を与えられる。おれも、とうとうここまで来たかを実感させる。公用車が一台付与、ああ、とうとう自分でハンドルを握らずとも良くなった、おれも大したもんだと自惚れさせる仕掛け。さらに議長交際費が使える。ああ、別の財布ができたできた。
 こうした表面上のことで議長は舞い上がる。表面上は忠誠を装う議会事務局職員を罷免できるなどということは一言も教えない。議長なんてのは年功でなるだけの体たらく、自ら勉強などせずに、あっちでペラペラ、こっちでペチャクチャで、盛りのついた娘っ子のようにキャアキャア、とまるでミーハー。議長職にいる間、腹いっぱいタダ酒を飲もう、腹一杯食おうと権能の違う部分での乱用だ。
 もっと足元を見ろ。そして、議会が開催されない通常の事務局職員の執務態度に目を光らせるのが仕事だ。それをせずに、ゴマ摺り職員の怠慢を見過ごしてはならない。公印の管理を職員任せにするな。その状態が不正を行わせる。これは偽造文書作成、同行使の幇助になり、議長も懲役へ行く心配をしなければならない。
 さて、「はちのへ今昔」も月刊誌発行を止めた。ブログだけで情報を発信する。それにしても八戸市民も情けない。かくほど重要な情報を、銭を出して買おうの気概に欠ける。だから、真実が見えない。そのようにしたのは市民自身なのだ。地方紙には使命がある。新聞では書けない、書かない地域特有の話、これを正確に伝える。が、購読者を増やすために提灯記事を書かなければならぬ。「はちのへ今昔」のように雑誌は面白いと思った者だけが買えばいいと広告も取らない、購読の願いもしない。だから消えるのさ。
 しかし、4年間の勉強で市役所の汚い面を見てきた。今回のバカヤロウ事件だ。吉田茂の家が数日前に燃えたが、この男も燃える奴で、バカヤローと叫んで国会を解散させた。昭和28年、西村栄一議員の質問に興奮した吉田総理が「ばかやろう」と叫んで、それがきっかけで解散。八戸のバカヤローは大した事件ではないが、それでもちょっとした騒ぎになった。
 それは議会事務局の専権行為違反が判明したことだ。議長に付与された権限を議会事務局が持っていると解釈し議長の承認を得ずしたことを言う。その証拠は、3月27日の山内議会事務局長と大館議長との面談で判明した。
 五戸副議長のすすめに従い彼等と面談した。4時15分のことだ。なにとぞ理解しろと大館議長が押してくる。
もともとあんたとは逢いたくなんかなかった。あんたは大館組が、市民の税金280万を注ぎ込んだ河川を不法に埋めた浚渫費用を払えずにいたのを知っている。あんたは前はその会社の役員をしていたそうではないか、その土建屋に雪かきの仕事を回して、少しでも滞った税金を回収せよと、「はちのへ今昔」は港湾河川課を督励し、たしかに何がしかを回収してもらった。この仕事を決めるのに半年以上の時間を費やした。誉めてもらおうとしたんじゃない。気の毒な人間を助けるのが仕事だと思いしたのだ。だからと言って一円の金、弁当の一個も欲しいと言ったことがない。あんたがこれをすれば斡旋収賄で西松建設事件と同様な厄介な問題を抱え込む。
 これをしたと大館議長に直接言うのもやだと、議会事務局員に告げろと言った。局員は伝えたそうだ。が、大館議長は有難うのあの字もなかった。本人に直接会ったので問うたが返事もしない。
 刑事訴訟法の規定に自己に不利な発言はしなくていいとある。大館議長もこれを準用したのだろう。それは本件とは関係がない。大館議長は当該職員も反省しているので勘弁しろの一点張り。それなら、これ以上は話す必要がない。このままで決着をつければ、馬鹿野郎と言った者勝ちにしかならない。
 すると横から山内議会事務局長、「それなら、職員の名前を入れた文書を出せばいいですか」
 問うに落ちず語るに落ちるはこれ(話しているうちに、うっかり本当のことを言ってしまう。問うに落ちず語るに落ちると使う)。
 「山内議会事務局長、越権行為だ。それを決めるのは議長だ」いかに職員が議長を飾りとしか見ていないことか、情けないことだ。
 こうした奴ばらが八戸市役所を牛耳っている。これで当然と思われても困る。教育委員会、選挙管理委員会、監査委員会など皆そうだ。他人の銭も自分の銭も見分けがつかず、県の選挙費を不正流用した事件もあったゾ。それを摘発したのが「はちのへ今昔」だった。
 職員にいい加減な決着をすれば反省も猛省もない。職員の個人名は上げない。が、この決着文書は議会事務局第280文書を情報公開すれば出る。そこには当然、職員名は記述されている。保存期間は3年だ。馬鹿野郎と言わずともいい言葉の咎めがこれだ。 部局内でとどめずに事態を公にするには、市長への手紙という手もある。包囲網を狭めるには幾つもの手段があるが、ここで記すと直ぐ忘れる。どうしても知りたい人は連絡せよ。個人的に教える。役人は汚い。だから市民も勉強が必要だ。